YuruGadget
レビュー · 2026-03-21

在宅ワークを快適にする厳選ガジェット5選 — 実際に1年使った正直レビュー

はじめに

在宅ワークが当たり前になった今、自宅のデスク環境は「仕事の質」に直結します。会社支給のノートPCだけで頑張っていた時期もありましたが、ガジェットを一つずつ揃えていくことで作業効率と体の負担が劇的に変わりました。

この記事では、筆者が実際に 1年以上使い続けている 在宅ワークガジェットを5つ紹介します。良かった点だけでなく、気になった点も正直に書いています。


1. DELL U2723QE — 27インチ 4K USB-C モニタ

なぜこれを選んだか

在宅ワーク用モニタに求めたのは3つ。

  1. 4K解像度 — テキストの視認性が段違い
  2. USB-C 一本接続 — ケーブル地獄からの解放
  3. 27インチ — 広すぎず狭すぎないサイズ感

DELL U2723QE はこの3つを全て満たしつつ、IPS Black パネルによるコントラストの高さが決め手でした。

1年使った感想

良い点

テキストの美しさは正義です。 コードを書く仕事なので、フォントの滑らかさは日々の快適さに直結します。FHD に戻れなくなりました。

USB-C 一本で映像出力 + 給電(90W)+ USB ハブ機能が使えるのは本当に便利。朝デスクに座ったら USB-C ケーブルを1本挿すだけで仕事が始められます。

内蔵の USB ハブ(USB-A × 4、USB-C × 1)もよく使います。キーボードのレシーバーやヘッドセットを常時接続しておけるので、ノートPC側のポートを占有しません。

気になる点

デフォルトの色温度がやや青い。 長時間作業では目が疲れるので、色温度を手動で少し暖色に調整しています。Dell の OSD メニューは操作しやすいので、初期設定さえ済ませれば問題ありません。

スタンドが大きいのも注意点。奥行きのある机でないとかなり場所を取ります。ただし、後述のモニタアームを使えばこの問題は完全に解消されます。

スペックまとめ

項目
パネル IPS Black
解像度 3840 × 2160 (4K)
サイズ 27インチ
USB-C 90W PD 給電対応
ハブ USB-A×4, USB-C×1, RJ45

2. Ergotron LX デスクマウントアーム

なぜモニタアームが必要か

「モニタアームって贅沢品でしょ?」と思っていた時期がありました。実際に使ってみると、もはや 必需品 です。

理由は3つ。

  1. デスクのスペースが劇的に広がる — モニタのスタンド分のスペースが丸ごと空く
  2. 高さ・角度の微調整が自由 — 目線の高さに合わせられる
  3. 前後の距離も調整できる — 姿勢に合わせてモニタを引き寄せたり離したり

Ergotron LX を選んだ理由

モニタアームは安いものなら 3,000 円からありますが、Ergotron LX を選んだのは 耐久性と動きの滑らかさ です。安物はバネがすぐヘタるか、動きがガタつくか、どちらかです。

Ergotron LX は特許取得の「コンスタント・フォース」技術で、片手でスムーズにモニタを動かせます。10年保証も心強い。

1年使った感想

良い点

一度ベストポジションを決めたら、もう触らない。 これが最大の利点です。高さも角度も完璧に決まるので、肩こりと首の痛みが明らかに減りました。

掃除のときにモニタをサッと奥に押しやれるのも地味に便利。デスクの拭き掃除が億劫じゃなくなりました。

気になる点

取り付け時のバネ調整がやや硬い。 付属の六角レンチでテンションを調整するのですが、最初は固すぎてモニタが浮き上がる or 柔らかすぎて沈むを繰り返しました。一度決まれば二度と触りませんが。

あと 重い。アーム自体が約3.6kgあるので、取り付け作業は二人でやるか、モニタをつける前にアーム単体でクランプを固定するのがおすすめです。

設置のコツ

  1. まずアーム単体をデスクにクランプ固定
  2. バネのテンションをモニタの重さに合わせて調整
  3. モニタを取り付けて微調整
  4. ケーブルをアーム内のクリップに通して整理

この順序でやると失敗しません。


3. ELECOM TK-FBM120 — Bluetooth 薄型キーボード

持ち運びできるサブキーボード

メインキーボードは別にありますが、この ELECOM はカフェ作業やリビングでのサブ機として購入しました。

選んだ理由はシンプル。

  • 薄くて軽い — カバンに入れても邪魔にならない
  • Bluetooth — レシーバー不要
  • 安い — 3,000円台で買える
  • JIS配列 — US配列派には関係ないですが、日本語入力メインなら安心

1年使った感想

良い点

この価格帯としては十分すぎる打鍵感。 パンタグラフ式で、ストロークは浅めですがカチカチとした確実なフィードバックがあります。MacBook のキーボードに近い感覚。

3台までマルチペアリングできるのも便利。仕事用PC、私用PC、iPad を切り替えて使えます。切り替えはFnキー + 数字キーで瞬時。

電池持ちも良好。単四電池2本で公称 2 年持つとのことで、実際に1年使ってまだ交換していません。

気になる点

キー配置が微妙に独特。 特に右Shiftキーが小さい。ここは慣れが必要です。ブラインドタッチで高速入力する人は最初ストレスを感じるかも。

あと Bluetooth の接続が復帰するまで 1〜2 秒のラグがあります。スリープからの復帰時にキーを空打ちする癖がつきました。

こんな人におすすめ

  • カフェ作業用のサブキーボードが欲しい
  • iPad や タブレットでも使いたい
  • 高級キーボードに投資する前に Bluetooth キーボードを試したい

4. Anker 675 USB-C ドッキングステーション (A8390)

ケーブル1本で全部つなぐ

ノートPC を在宅環境に接続するとき、モニタ・キーボード・マウス・有線LAN・外付けSSD……と、ケーブルが増殖していきます。ドッキングステーションはこれを USB-C 1本 に集約するためのハブです。

Anker 675(型番 A8390)は以下の端子を搭載。

端子
USB-C (PD 100W) 1
USB-A 3.0 3
USB-C 3.0 1
HDMI 4K@60Hz 1
RJ45 (1Gbps) 1
SD / microSD 各1
3.5mm オーディオ 1

1年使った感想

良い点

100W PD パススルー充電が強い。 MacBook Pro 14インチを充電しながら 4K 出力できます。充電器を別に用意する必要がないのは大きい。

有線LAN ポートも地味に重要。Web会議中にWi-Fiが不安定になる問題が完全に解消しました。在宅ワークでの安定性を求めるなら有線一択です。

前面に USB-C と USB-A が1つずつあるので、一時的に USB メモリを挿したりスマホを充電したりするのに便利。

気になる点

発熱がそこそこある。 特に夏場、4K出力 + 充電 + 複数USB機器接続の状態だと本体がかなり温かくなります。動作に問題はありませんでしたが、密閉された場所に置くのは避けた方がいいです。

DELL モニタとの USB-C 接続では相性注意。 DELL U2723QE の USB-C とAnkerのドッキングステーションを直接つなぐと、たまに認識が不安定になることがありました。モニタ直結 + ドックは排他的に使うのが安全です。

選ぶときのポイント

ドッキングステーションは玉石混交です。選ぶときは以下を確認。

  1. PD 給電ワット数 — 使うPCの充電に十分か
  2. 映像出力の解像度 — 4K@60Hz 対応か(30Hz だとカクつく)
  3. チップセット — DisplayLink 方式は互換性注意
  4. 放熱設計 — 金属筐体のものが安心

5. サンワサプライ MA-WBTBL192BK — 静音ワイヤレスマウス

会議中でもクリック音が気にならない

在宅ワークで意外と気になるのが マウスのクリック音 です。Web会議中にカチカチ鳴ると、マイクが拾って相手に聞こえてしまいます。

サンワサプライの静音マウスは、クリック音がほぼ無音。それでいてクリック感はしっかりあるので、押したかどうかわからないということはありません。

1年使った感想

良い点

本当に静か。 深夜の作業でも家族に迷惑をかけない。会議中もクリック音を気にせず操作できる。これだけで買う価値があります。

エルゴノミクス形状で手にフィットし、長時間使っても疲れにくい。小型すぎないのがポイントで、男性の手でも窮屈感がありません。

Bluetooth と 2.4GHz レシーバーの両対応。切り替えはマウス裏のスイッチで行います。

気になる点

DPI が固定(1600)。 ゲーミングマウスのようにDPIを切り替えたい人には不向き。あくまで事務作業・開発作業向けです。

ホイールの感触がやや軽い。 コリコリとした抵抗感が好きな人には物足りないかも。ただ、スクロール自体はスムーズで実用上の問題はありません。


デスク全体のレイアウト

最終的に、筆者のデスクは以下のような構成に落ち着きました。

┌──────────────────────────────────┐
│          DELL U2723QE            │  ← Ergotron LX で浮かせる
│          (27" 4K)                │
└──────────┬───────────────────────┘
           │ USB-C
    ┌──────┴──────┐
    │  Anker 675  │  ← デスク奥に設置
    │   Dock      │
    └──┬──┬──┬────┘
       │  │  │
    有線  USB  Audio
    LAN

ノートPC からは USB-C ケーブル1本だけ。朝の準備は「PCを開いてケーブルを挿す」の 5 秒で完了します。


総評 — 費用対効果ランキング

最後に、1年使った上での費用対効果をランキングにしました。

順位 製品 価格帯 満足度
1 Ergotron LX モニタアーム 約15,000円 最高。体の負担が減る
2 DELL U2723QE 4Kモニタ 約55,000円 高いが毎日使うものだから
3 サンワ 静音マウス 約3,000円 安いのに効果大
4 Anker 675 ドック 約15,000円 ケーブル整理だけで価値あり
5 ELECOM BT キーボード 約3,000円 サブ用途なら十分

1位は意外にもモニタアームです。モニタ本体より安いのに、姿勢改善の効果が一番大きかった。肩こりに悩んでいる在宅ワーカーは、まずモニタアームから試してみてください。


おわりに

在宅ワーク環境は「一気に揃える」より「一つずつ試して育てる」のがおすすめです。この記事で紹介した5つも、半年かけて一つずつ追加していきました。

まずは一番困っていることから手を付ける。モニタが小さいならモニタ、姿勢が辛いならアーム、ケーブルが邪魔ならドック。優先順位をつけて、少しずつ快適な環境を作っていきましょう。